トヨタ-4 マークU/チェイサー



・マークU

1968年、コロナの上級車種としてデビュー。
当初は4気筒のみだったが、二代目から6気筒のLシリーズ(ロングノーズの意)もラインアップ。
三代目からは上級グレード『グランデ』も加わり、「ハイソカー」への歩みを始める。
(三代目マークU/チェイサーに関しては別ページで紹介の予定)

二代目になった時点で「コロナマークV」になるものと思っていた人も多かったらしい(英国車などではそうなるのが普通)。Uのままだった理由は謎。




マークUグランデ(MX41)

随分前に描いたイラスト。
向かって左が前期型、右が後期型。後期型はグリルからハードトップで、エンブレムから2000グランデだと判る。





マークUグランデ2600(MX43)

こちらはプログレが隣にいることからも判るとおり、最近のもの。単にプログレとの顔の対比が描きたかっただけ。

2600車はこのようにエンブレムが異なるのだ。





マークUグランデ・リミテッド “ぐらんで丸”(GX81)

江夢丸氏の最初の愛車。
※このシーンは現実の出来事から着想をえたものであり、あくまでフィクションです。

…似たようなコトはしていましたが。スポイラーから草生やしたりとか(笑)。


・チェイサー

1977年、オート店用のマークU兄弟車として登場。
草刈正雄をイメージキャラクターに起用し、若々しい印象でマークUより若干下の年齢(層としてはスカイラインのユーザー)をターゲットに狙うが、結果的にはマークUの影に隠れたややマイナーなイメージに留まる。

6代目になって「ツアラー」グレードの「強い高級車」というキャッチコピーによりようやくマークU三兄弟一の人気車種となるが、あえなくその代にて車名自体消滅。




チェイサー2000SGS(MX41)

アンタレス・レッドの後期型ハードトップSGS・衝撃吸収バンパー付き。
初代チェイサーと聴いて大概の人が思い浮かべるのがこのモデル。





チェイサー1800XL(TX40)

こちらは同年式でもグリルの異なるセダン。4気筒はトップマークがマルーンになる(6気筒はアイボリー)。
衝撃吸収バンパーの印象があまりにも強いが、後期型でもこれはオプションだったので、ご覧のような通常の鉄バンパーの車体もちゃんとある。





チェイサー3000SGS

2003年型チェイサーSGS。
元々旧いクルマをアレンジして現代風(または未来風)にするというアイデア自体は結構前からあったのだが、デトロイトショーに出されたマスタングが思いっきり初代のアレンジだったり、新しくなったスカイライン・クーペが明らかにケンメリのデザインモチーフを持ち出してきたり、あまっさえそのCFに草刈正雄を起用するという暴挙に出たためチェイサー一族の反逆として急遽描いたもの。


だからチェイサー一族ってなんなんだ。


個人的には元々の意匠を取り入れたグリルの造形、またストライプでコーナーラバーのイメージを表現できた辺りが結構お気に入り。
アップ当初は些か古典的なディメンションだったが、ホイールベースを伸ばしたら多少イマ風になった。それでもスカイラインのアレは長すぎと思うが。

因みにこのデザイン作成時参考にしたのは件のマスタングとオペルの何かだった(単純にイマドキのラインが知りたかっただけ。チェイサーの方は今更見なくても頭入ってるし)のだが、後日新しいジャグワーXJサルーンを見たらあちこちのラインが似通っていることが八角。一切参考にしていないどころか、そんなカタチになっていたことさえ覚えてなかったのだが。
昔から似てると言われることもあったが(そりゃマークUの方だ)昔のラインを同じようにイマ風にアレンジしたら同じようになっても不思議はないかも知れない・・・が、こんな極東のクルマヲタと同じようなレベルのデザイン(アレンジ)センスでいいのか。大丈夫かジャグワー。




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